1952年宣教開始　　賀茂川教会はプロテスタント・ルター派のキリスト教会です。

たったひとつのプレゼント　　　  　　　　　　　　　　　　　　　　　牧師　神�ｱ 伸 神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。 　　　　　　（ ヨハネによる福音書第3章16節 ） ◇この時期、一歩外に出れば、街の至るところで、いいえ、世界中でクリスマスの準備が行われています。あるいはすでに、それに先立つパーティや催しなども行われており、そこでは互いに「おめでとう…！」と喜びのあいさつが交わされ、きっとたくさんのプレゼントが交換されていることでしょう。 ◇と同時にまた、このような賑やかにクリスマスを迎える中にあっても、今もなお苦しく、寂しい思いを持っている一人、ひとりが確かにいるということを、私たちは決して忘れないようにしたい…。大きな災害、テロや内紛を始め、世界中ではいまだ争いが絶えません。生きていく場所を奪われる人たちもたくさんいます。食べ物が与えられず、命の危険にさらされているこどもたちも多くいます。私たちが見聞きできるのはほんの、ほんの一部にしか過ぎないでしょうが、このような方たちもクリスマスを迎えます。 ◇賑やかに過ごそうとも過ごすことのできないクリスマスもある――。だからこそ、私たちはクリスマスを迎える中で、本当の「たったひとつのプレゼント」を心に覚えたいのです。 ◇世界で最初のクリスマスが、誰も知られていないような暗くて寂しい家畜小屋で祝われたこと（「宿屋には、彼らの泊まる場所がなかった」からです！）。母とされたのは、まだ少女と言っていい小さき存在のマリアであり、そこに集ったのがみんなからよそ者扱いをされている荒れ野の羊飼いであったこと。東の方から長い道のりをはるばる旅してきたのは、違う神を信じて生きる異教の博士たちであったこと。 ◇そして、幼子イエス・神の御子は、〈ご自身が居場所のない方として〉〈居場所のない人たちのために〉まっさきにお生まれになったということ――。寂しさや苦しみ、不安や恐れのまっただ中にお生まれになった救い主、この方が私たちにとっての本当の「たったひとつのプレゼント」であるということを。 ◇このクリスマス、世界中の人びとに神の恵みが行き届きますように…！ と心から祈ります。主イエス・キリストは、すべての人に与えられたたった一つの贈り物なのですから。　　　　　　　　　 その地方で羊飼いたちが野宿をしながら、夜通し羊の群れの番をしていた。すると、主の天使が近づき、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。天使は言った。 「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである。」 すると、突然、この天使に天の大軍が加わり、神を賛美して言った。 「いと高きところには栄光、神にあれ、 地には平和、御心にかなう人にあれ。」 　　　　　　　　　　　　　（ルカ2章８−14節）

クリスマスは教会で！

教会の新年はクリスマスの4週間前から始まります。
今年は11月27日がその日です。
その4週間をアドヴェント（待降節）と呼びます。

それぞれの主日に灯されるろうそくは
第1週　11月27日　平和の光
第2週　12月4日　預言の光
第3週　12月11日　天使の光
第4週　12月18日　祝福の光
と名前がつけられています。

アドヴェントとは、「来る」というラテン語ですが
イエス・キリストがやってくる
つまりイエス・キリストの誕生を表わします。
その4週間は静かにキリストの誕生を待つ期間です。
そして、主イエス・キリストの誕生＝クリスマスを
心から喜びをもって迎えます。

クリスマスはぜひ教会で静かにお過ごしください。
どなたでもお待ちしております。

12月10日(土)	午前10時半	教会学校クリスマス 〜子どもたちのためのクリスマス会です。初めての方もどうぞ。参加ご希望の方はお電話ください。
12月24日(土)	午後7時	クリスマスイブ燭火讃美礼拝 〜暗闇にともる光の下、混声合唱団の方たちも参列され、こころあたたまるひとときを過ごします。
12月25日(日)	午前10時半	クリスマス主日聖餐礼拝 〜2000年前、ベツレヘムでのクリスマス。その出来事を思い起こしながら、救い主イエス様の誕生を共にお祝いしましょう。
	午　後	祝会 〜礼拝後には祝会で楽しいひとときを過ごします。お時間のゆるされる方はぜひどうぞ。

ご病気の方、日曜日の勤務や夜勤のある方、
ご遠方におられる方
その他、いろいろなご事情で
教会に集うことができない方の上に
神さまがクリスマスの祝福を
ゆたかにそそいでくださいますように
心からお祈りいたします。

　2016年　主のご降誕をおぼえて　賀茂川教会　

　

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